
普通の確変は確変図柄での大当り終了後から始まりますが、2004年の暮れ辺りから「突然確変」(略して突確、トツカクorトッカク)を搭載した機種が相次いで登場しています。突確が発生するとプレイヤーからは通常ゲーム中にいきなり確変状態に突入したように見えます。
しかし通常ゲーム中にいきなり確率が高くなることは規則で認められていません。そこで確変大当りの大当り部分を非常に短くすることで意図的に隠し、その後に続く確変だけを際立たせてプレイヤーにあたかも急に確変状態に移行したかのように見せているのが突然確変です。
分かりやすく書くと、保留玉がある状態でトイレに行ったらその間に確変図柄で大当りしてしまい、戻ってきたら画面が確変中の画面になっていたようなものです。
正確には突確は2ラウンドの大当りですが0カウント、つまり玉が1個も入らずにラウンドが進むためあっという間に大当りが終了してしまいます。突確に当選するとアタッカーが一瞬パカパカと2回開いて画面が確変の状態(機種によっては突確専用の画面)に変わります。一瞬開くアタッカーに玉が入れば賞球がありますが、実際にはほとんど入ることはないため出玉のない大当りという言われ方をすることもあります。
突確は内部的には普通の大当りの一種なので通常ゲーム中だけでなく確変中や時短中にも突確に当選することがあります。
突確で注意が必要な点は「出玉がないのにナンバーランプの大当り表示が増える」ことと「確変突入・継続率の表記数値が大きくなる」の二点です。突確だけが連チャンするとナンバーランプの大当りと確変の数字は増えていくのに出玉は全く無しという状況も起こります。また、確変突入率70%などと謳っていても同じ確率で突確無しの機種と比較すると出玉の面でかなりの差が出ます。例えば全大当りの内で単発・確変・突確の比率が50%:0%:50%だとすると、(出玉ありの)連チャンがないのにも関わらず確変突入率の表記は50%となります。
ナンバーランプの中には突然確変を認識できない機種もあります。その他、突確の時に大当り信号を出さない機種や店が配線を変えている場合は前述のように突確による大当り数の増加は起こりません。
突然確変を最初に搭載したのは平和のCR木枯し紋次郎EJのようです。この機種では普通の確変ではなく紋次郎チャンスと呼ばれる回数切り確変+時短でした。CR新世紀エヴァンゲリオンSF,SNにて突確時の爆走モードと呼ばれる演出がウケて突確が広く普及しました。
人気機種であるエヴァンゲリオンや冬ソナやスーパー海in沖縄にはこのページで扱っている項目のうち、突確のみが搭載されています。(突確がないスペックもあります。)エヴァンゲリオンでは暴走モード・覚醒モードが突確で、冬ソナでは入院モードが突確です。暴走モードと覚醒モードには演出以外の違いはなく、どちらも同じ(確変中の)確率です。下の転落抽選や確変潜伏はありません。エヴァンゲリオンのミッションモードと冬ソナの降雪モードは確変潜伏のように見えますが違います。どちらのモードも通常確率のままなので保留玉の回転が全て終わって大当りしていなければモード中にやめて構いません。

突確の時短バージョンが突然時短(略して突時)と呼ばれる出玉のない単発大当りです。通常のゲーム中に時短になっても確変のように大当り確率が高くなるわけではないので、客にとってはあまりうれしくない事象です。メーカー側から見た突時の利用手法として、普通の大当り後は100%確変にしてその確変中に突時に当選してしまったら確変が終了するという構図が多く見受けられます。
突時搭載機種も突確と同じく注意が必要です。上記の例では突時を大当りと見なさず、「大当り終了後は100%確変」や「全大当り終了後に確変突入」などと書かれることもあります。また、客からの視点で出玉を考えた場合、確変中の突時は次に来るはずの大当りが無くなってしまう現象なのにナンバーランプでは大当りの数値が増えてしまいます。
ごく一部の機種では時短すらなくなって単に確変状態を終了させるための「大当り」を搭載したものも登場しています。このような機種では通常時にこの大当りに当たった時は、大当り回数が増えナンバーランプが大当り時の光り方をするのに台には何の変化もありません。
突確・突時ともに情報サイトのスペック表記では2R大当りもしくは2R確変・2R時短と書かれることが多いようです。
突時が最初に登場したのはサンセイR&DのCRまぶやFER,FN2と言われています。突確と突時を搭載した京楽のCRウルトラセブンで非常に有名になりました。ウルトラセブンでは突時を利用し、サミーのパチスロ北斗の拳のバトルボーナスに似せたシステムをパチンコで再現しています。突確と突時さらには突確後77回転での時短機能終了をバトル演出・モロボシ演出と巧みに組み合わせることにより、パチンコとしては革新的なゲーム性の構築に成功しました。確変になってもその後で突時で当選した場合は出玉が全くない、確変潜伏がある、当選図柄によっては右打ちになるなどそれまでの一般的なパチンコとは違いが多いためデビュー当時は若干の混乱が見られました。
突確に比べて突時や転落抽選はメーカーがHPなどで公表していないことも多くあります。確変転落と突時を比べると突時はナンバーランプの大当り回数が増える、ハマっていた場合は回転数も0に戻る、大当り確率を調整出来るという(メーカー・店からみた場合の)メリットがあります。突確・突時に対応したナンバーランプが登場しても、そのコストと効果を考えると普及するのは難しい気がします。
転落抽選とは確変中に通常確率に転落するかを毎ゲーム抽選するもので、2004年に改正された規則から認められるようになりました。転落した後は残っている時短を消化した後に通常ゲームに戻る機種と、転落と同時に時短も付かずに通常ゲームに戻る機種があります。
一般的に「確変」というと玉が減りにくい時短機能もセットで考えられます。そこで、例えば「確変突入率80%・時短が100回・転落抽選有り」というスペックを、この普通の「確変」の定義に沿って考えてみましょう。この場合に単発大当り後に時短が付くのはわかるのですが、確変からの転落時に時短はどうなるのでしょうか?
この疑問を解くには「確変」の解釈を少し変える必要があります。厳密に「確変」とは確率変動のみを指し、電チューの開きやすい時短機能は含みません。2004年の改正からだと思われますが時短機能を伴わない確変も認められるようになったため、ここでは確変中の確率UPと時短機能を切り離して考えると分かりやすくなります。少し言葉を変えて言い換えると例のスペックで大当り終了後に確変に突入した時は、「大当り終了後から確率の高い時短100回が始まる」と書くことが出来ます。
つまり例のスペックで確変が転落抽選により30回で高確率から転落しても確率だけ通常に戻り、残る70回転の時短機能はそのまま継続ということになります。逆に時短100回を越えても確変が転落していなかった場合は、時短機能だけが終了し高い確率だけが継続されます。これが後述の「隠れ確変」と呼ばれる状態の一つで、やめる際には注意が必要となります。
機種によってはスペックで規定の時短回数を越えても転落していなかった場合は、転落するまで時短機能が継続するものもあります。一方で転落と同時に確変も時短機能も終了する分かりやすい機種も存在します。
転落抽選が初めて登場したのはマルホンのCRウッディーウッドペッカーDDです。その後、平和のCRサバンナキングAJ,PJやニューギンのCRじゃぶじゃぶビートSD90,RSD80Fなどでも採用されています。
ここでの解説は転落抽選の機種に関しての記述であり、普通の機種では「全ての大当り終了後に100回転の時短」と書いてあっても、確変図柄で大当りした後の確変中に時短機能が100回で終わってしまうことはありません。

隠れ確変とは確率のみ高い状態で、玉が減りにくくなる時短機能を伴わない状態を主に指します。液晶画面では確変中ということが報知されないことがほとんどで、「確変潜伏」や略して隠確や潜確と書かれることもあります。
2006年現在、隠れ確変のタイプを大まかに分類すると以下のパターンに分けられます。
・1つは従来の確変大当りと単発大当りに加え隠れ確変の大当りが存在する機種です。見た目には隠れ確変は単発大当りに併合されており、単発図柄での大当り終了後は100回転の時短に突入します。内部的に隠れ確変で大当りしていた場合は画面は時短に見えても実は内部で高確率状態が続いています。この隠れ確変で100回転を終えても大当りしなかった場合は、時短機能(電チューのサポート)のみ100回で終了し高確率状態は次回大当りまで続きます。
このような機種のスペックでは単発図柄のことを「普通図柄」とは呼ばず、「チャンス図柄」と書かれることがあります。また、隠れ確変に伴う時短機能を普通の時短と分かりやすく区別するために、「電チューサポート」と呼ぶことが多くなっています。
機種によってはチャンス図柄での大当り後の時短100回が終了した時点で内部的に確変だった場合は、液晶画面・電チューも通常の確変状態となり潜伏にならないものもあります。
・もう1つは突然確変の隠れ確変版です。見た目には突確と同じくアタッカーが2回開いて高確率状態に突入します。普通の突確との違いは電チューサポートが付かない点です。機種によっては少しアツめの背景になったりしますが、ナンバーランプは確変・時短中のように点滅しないことが多いようです。アツめの背景がある機種ではその演出が終了しても確変潜伏は続きます。
突然隠れ確変がある機種のほとんどに普通の突確も搭載されています。普通の突確中に突然隠れ確変に当たっても電チューサポートがなくなることはありませんが、確変潜伏中に普通の突確に当たった時は電チューサポートが始まります。
この突然隠れ確変だけなら大人用の紙おむつだけをはいて電車に乗り込むようなもので、誰しも経験があることでしょう。問題は突然隠れ確変に加え「小当り」を搭載している機種です。小当りとは当選するとアタッカーが2回パカパカと開くだけで終了する小さな当りのことで、アタッカーの挙動は突確と同じです。もうお気づきの通り、小当りというのは建前はともかく突然隠れ確変を偽装するために存在します。
小当りが無ければアタッカーを見ることにより突然隠れ確変を見抜くことができますが、小当りが存在することによりアタッカーを見ていても突確により確率が高くなっているのか単なる小当りだったかの判断がつきません。突然隠れ確変と小当りの際には同じ液晶演出が行われる機種が多く、その演出が何回転続くかなどに違いを持たせている場合もあります。
時短中や確変中に小当りに当選しても電チューサポートと大当り確率に影響はありません。
突然隠れ確変と小当り時にナンバーランプの大当り回数が上がるかどうかは、店・ナンバーランプによる要因よりも台のメーカーによる要因が多いようです。Sankyoの台では小当り時も突然隠れ確変時も大当り回数が増加する傾向があり、Daiichiの台では小当り時も突然隠れ確変時も大当り回数が増加しな傾向があります。どちらのメーカーでも確変潜伏中の確変・時短中の点滅は発生しないようです。
・もう一つはあまり見かけないタイプで、単発図柄(チャンス図柄)で大当りしても終了後に時短がないものです。見た目は確変か終了かの2種類ですが、内部的には確変か終了か確変潜伏かの3種類となります。最初に挙げた時短のある機種と実質的にはほとんど同じですが、時短ありの機種よりも大当り終了後に即ヤメしてしまう可能性が高くなり、確変潜伏中だった場合には損をしてしまうためこのタイプには注意が必要です。
隠れ確変は電チューサポートが無く、電チューサポートがない時はナンバーランプが確変中の光り方をしない店が多くあります。液晶画面で隠れ確変を報知しない機種では潜伏中にヤメた台をハイエナされる可能性もあります。隠れ確変を有する多くの機種で、判別法が攻略誌や情報サイトで紹介されています。
隠れ確変の判別法は大きく分けて以下のパターンに分類されます。
・確変・時短・確変潜伏を告知する小さなランプ、もしくは液晶の周囲や目立たない所にある7セグ(デジタル表示)脇の小さなドットがある機種です。高確率状態と電チューサポートをそれぞれ告知する2つのランプがある機種では普通の確変中は両方のランプが点灯し、時短中は電チューサポートのランプのみの点灯で、確変潜伏中は高確率状態のランプのみが点灯することで内部の状態を示唆します。
・大当り中に7セグの記号や盤面の端に複数ある小さなランプの点灯パターンにより確変・単発・隠れ確変を示唆するものです。確変・単発・隠れ確変の3種類だけではなく3種類それぞれに複数の記号・パターンが存在するのが普通で、記号・パターンの表示方法に共通点が無い機種では覚えるのが大変です。多くの機種で大当り後に前述の告知ランプなどがあるため、大当り中の記号・パターンを利用するのは他に潜伏を知る手段が無い場合です。
・突然隠れ確変と小当りの両方がある機種では、横に2Rと15Rと書かれた小さなランプがあることが多くあります。小当りの時はどちらも光りませんが、突然隠れ確変の時は2Rのランプが光ります。光るのはアタッカーが開く一瞬だけなので見逃さないようにして下さい。
・機種によっては朝一のみ判別可能な機種もあります。2004年に改正された規則からは電源投入時のみ確変状態の報知が必要となっているので、告知用の小さなランプがひっそりと点灯している機種があります。電源投入時の確変潜伏中を液晶画面で示す機種はほとんど無いようです。
・確変潜伏中は打っていない時の台枠の光り方が他の台と違う機種もあります。このような機種では他の告知ランプを有していることが多く、台枠での判別方法は公開されていません。朝一に周りの台に比べ一台だけよく光っている台があったら潜伏中かもしれません。
右図の例は判別方法が非常に分かりやすいウルトラセブンと銀河鉄道の例です。分かりやすいといっても盤面の片隅に小さく存在しているだけです。店によっては帯などで隠れてしまっていることもあります。隠れ確変を有する機種では攻略誌や情報サイトなどでの情報収集がハイエナ防止に大きく役立ちます。ちなみにこのような情報を餌にするガセ攻略会社も多く存在するので注意して下さい。
確変潜伏中は電チューサポートが無いために玉がどんどん減ります。高確率状態でも500回ハマリは普通に起こり得るので、確変を追い求めるあまりに損をしてしまうことも多々あります。店員に「予想GUYです。」と言っても仕方ありません。リスクを十分承知の上で隠れ確変の隠されたカクカクカクカク。
パチンコメーカーの組合である日工組において今後「突確という表現を使用しない」という取り決めがなされたようです。この件に関して詳しくはピー・ドット・ジェーピーの#190をご覧下さい。
突確に見せかけるための小当りで大当り信号が出る機種が存在する現状を踏まえ、本サイトでは「突確」という表現を積極的に使用しています。
<関連リンク>
PACHINKO104 ・・・一部の機種で隠れ確変判別法が紹介されています。



