2003年現在適用されているパチスロの規則に「リールの回転数は1分間に80回転以内」「停止ボタンを押した後0.19秒以内に停止すること」「リールの図柄は21まで」というものがありほとんどの台は1分間に80回転&21図柄です。

「停止ボタンを押した後0.19秒以内に停止すること」という規則があるためにスベリが可能となっていますが、この規則の中で台は何コマ滑らせることが可能か計算してみましょう。

1分間に80回転ということは60秒÷80回転=1周0.75秒です。1図柄分リールが回転するのに要する時間は1周0.75秒÷21図柄=1図柄あたり約0.0357秒となります。スベリが可能な時間を1図柄あたりの時間で割るとスベリが可能な図柄数は スベリ時間0.19秒÷1図柄分の0.0357秒=5.32図柄と計算できます。

ここで疑問が湧きます。一般にスベリは4コマまでと言われていますが計算上では5コマ可能です。1コマ分は規則に反しないために余裕を持たせているのでしょうか?答えは否です。実際には最大ほぼ5コマスベっていますが、数え方により1コマの違いが生じます。この違いを図を用いて説明します。

まずリールが回っている時に図Aの状態の瞬間に停止ボタンを押したとすると、普通に数えた場合は球の図柄の右下に付いている数字のような数え方をします。

ここで頭を超スローモーションにして下さい。図Aの状態から更にわずかな時間(蚊がオナラをする程度)が経過したとします。すると図Bの一番左の列の、ビタ(ここでは丁度の場所の意)からほんの少しリールが回転した状態となります。(図Bは一番左の列だけほんの少し下にズレていることを確認してください。)

この図Bの一番左の状態の瞬間に停止ボタンを押したとしても(メイン)リールは逆回転出来ないため、青い枠の中にある球の図柄は引き込めません。この状態の時点で既に青い枠の上の0番の球の図柄で押したと定義されます。このため図Bの一番左の列の瞬間からリールがわずかに回転して左から2列目の状態(0番がビタの状態)まで滑っても、実際は約0.9コマ回転しているにも関わらず数え方は0コマスベリとなります。

この調子で停止ボタンが押されてからスベって止まるまでをあらわした図Bをスローな時間経過で追いかけていくと、数え方で4コマ滑った時の実際のリールの移動距離(図Bの上部の青い数字)は4.9コマとなります。これが4コマ滑りと計算上の5コマのズレです。

ここまで考えると実際に図Aと同じビタの状態の瞬間に停止ボタンを押した時は図Cのように5コマ滑ることは十分可能と考えられますが、実際にそこまでスベらせているかは謎です。

押される瞬間の位置は0.5コマなど何処でもいいですが止める位置は整数コマでないといけません。(例えば0.5コマの位置でボタンが押されて5コマ滑らせると5.5コマの位置になりますが、図柄を途中で止めるわけにはいかないので4.5コマ移動させた位置で止まります。)これらと取りこぼす小役は当選確率が低いことを考えると、5コマ以上・規則未満のスベリの考察はあまり意味がなく、メーカーや機種によって異なると考えられるのでこれ以上の追及はしていません。

この「スベリの数え方」のページを読み終えて、あまりピンとこない方も多いかと思います。しかしスロットを続けていくといつかはリール配列を理解する必要が出てきます。リール配列を分析すると「あれ?4コマ滑りなのになぜ?」という疑問が湧いてくることでしょう。超初心者の方は今は理解できないかもしれませんが、スロットをやっていく上でこのページの内容は知っておいて損はないと思います。

このページはパルサークラブにある山佐スロットQ&AのFAQ No.92とNo.142を参考に作成しています。パルサークラブに関しては山佐スロットワールドをご覧下さい。

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