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取りこぼしの仕組み

内部の小役の抽選に当選した場合、台は最大4コマのスベリを利用して出来る限り当選した図柄をそろえようとします。しかし4コマ滑らせてもその図柄を引き込めない場所でプレイヤーがストップボタンを押した場合に取りこぼしとなります。

それではキングパルサーと同じ配列(絵は違います)を使用してこの仕組みを説明します。

まずは上の図Aを見てください。勘のいい人はこの図だけで後の内容は推測できると思いますが、順を追って説明します。図Aは同じリール配列を小役毎に分けてそれぞれ同じ小役図柄の間隔を数字で表したものです。前述の通り、間隔が4コマ以内ならその間のどこでストップボタンが押されても台は当選図柄を引き込むことが出来ます。

順押し・ハサミ押しの場合は左リールを最初に止めるため、通常の3枚掛け時は左リールの上・中・下段のどこに図柄が止まっても構いません。(他のリールは最初に止めたリールの位置により引き込み可能な位置に制限が出ます。)その為、左リールの図柄の間隔が6コマ以下は取りこぼしがないと考えて差し支えありません。これらを踏まえて、その位置でストップボタンを押されても台が図柄を引き込めない場所を赤く示したのが下の図Bです。

機種によってチェリーは4枚役と2枚役で別の抽選を行っているものもあり、その場合は左リールも取りこぼしが無いのは4コマ以下となります。このページの例は6コマ以下として扱っていますが、機種別コーナーのチェリーは抽選方法によらず全て4コマ以下で統一しています。

この図Bを見るとベルとリプレイには赤い部分がありません。これはどの場所でストップボタンが押されても、その小役に内部で当選していれば台が図柄を引き込むことができるということです。つまり全リールでオヤジ打ちをしても取りこぼすことがありません。逆に考えると順押し・ハサミ押しでベルかリプレイが揃わなかった場合はどちらの小役にも当選していなかったことになります。(ここではリプレイタイムなどは考えないものとします。)

次にスイカ(キンパルではオレンジの絵)を見ると中リールに赤い部分があるので、これを例に取りこぼしを詳しく説明します。まず左リールを止めた時にスイカが中段で止まったとします。次は中リールを押すことになりますが左リールのスイカが中段の為、スイカをそろえるためには中リールも中段でないといけません。この中リールを止める時に、図Bの赤い部分が中段を通過している最中にストップボタンを押すとスベリを最大限に使用しても台は中段にスイカを引き込めないのでスイカに当選していた場合は取りこぼしとなります。(この例の場合はオヤジ打ちなのでスイカが揃わなくても取りこぼしかハズレかの判別はできません。)

小役狙い打法

これまでの説明でどのような時に取りこぼしが発生するか理解できたと思いますので、次のステップとしてどうしたら取りこぼしを防ぐことが出来るかを考えてみましょう。

上に挙げた図のスイカを例にするとスイカは順押し・ハサミ押し時に中リールのみに取りこぼしが発生します。ということは中リールだけスイカを狙って止めれば良いのですが超初心者に出来るはずがありません。そのため超初心者は比較的見やすいボーナス図柄を利用して目押しをすることになります。中リールの3種のボーナス図柄をよく観察すると赤7だけ上下の近距離にスイカがあります。そのうえ中リールには1つだけなのでリール回転中に狙うのが容易です。この赤7を狙ってストップボタンを押せばスイカを止めることが出来ます。(赤7の目押しが苦手な人は4番の白7を枠下(下段の1つ下)に狙うなど自分のやりやすいやり方でも構いません。)

中リールに赤7を狙えば取りこぼしを防ぐことが出来ると解明できましたが、毎回目押しをするのは大変です。これを改善するため左リールと右リールではスイカの取りこぼしが発生しないことを利用します。上図の例では左右のリールのスイカはスベリの範囲内なので当選している場合は、左リールと右リールを適当押しした時にスイカが有効ライン上に並ぶはずです。(このようにあと1つで図柄が揃うことを俗語でテンパる(語源は麻雀の聴牌。パチンコのリーチとほぼ同義)と呼びます。)この2つのリールを止めた時点でスイカがテンパッていない場合はスイカの抽選にハズレたことが確定するので、上図の配列のスイカでは順押しに比べハサミ押しの方が無駄な目押しを減らすことが出来ます。

例の配列図でスイカのほかに取りこぼしの発生する小役はチェリーです。スイカのようにボーナス図柄を利用して目押しすることになりますが、チェリーは多くの機種でダブっても4枚で当選確率も低くなっています。つまり労力に見合うだけの配当を見込めません。ですからチェリーは液晶やランプで小役の予告演出が出た時にのみ狙うというのもいいかと思います。(小役当選時に必ず予告演出が出るわけではありません。)

例の配列図での取りこぼしを防ぐ打ち方をまとめると、「ハサミ打ちで左リールに白7の塊(左リールの2つの白7は近いのでリール回転時に塊に見えます)の後ろの方、右リールは適当押し、スイカテンパイ時のみ中リールに赤7を目押し」となります。このような打ち方のことを小役狙い打法と呼びます。


毎回同じ場所でストップボタンを押していると全て止まった時の出目はほとんど同じです。これがいつもと同じではない場合はリーチ目の可能性もあるので、全て止めた時に毎回出目を見ておけば告知ランプより先にボーナスに気付くことも可能です。

機種によっては小役の予告が出て「その小役が揃わなければボーナスに当選している」というものがありますが、正確には「狙ったのに揃わなければ」なのでオヤジ打ちで取りこぼした場合は何の意味もありません。しかし小役狙いをすることにより、この類の仕掛けも楽しむことが出来ます。

超初心者の人にとって上級者と比べどれだけ損するかは、気になるがよくわからないものですが、通常時に関して言えばこの差は小役狙いをするかオヤジ打ちをするかです。上のキンパルの配列図例ではスイカやチェリーはオヤジ打ちをしても取りこぼす可能性は半々といった程度です。それに加えて同機種はスイカとチェリーは当選確率も低いのでオヤジ打ちをしてもあまり損をしません。(4号機のジャグラーはかなり取りこぼしが多いのでキンパルの配列図と比較すると参考になります。ジャグラーは機種別コーナーで紹介しています。)

各攻略誌で紹介されている小役狙い打法は、これまで説明したリール配列から読み取れるものに加え、機種固有の実際のリール制御やリーチ目や解析データを基に総合的な観点から作成されています。しかし攻略誌の小役狙い打法は「このときは何を狙う」といった感じで超初心者にとっては何がなんだかわかりません。超初心者は攻略誌の打法を丸暗記して打つよりもどうしてそのような打ち方をするのかを理解した上で、攻略誌の打法を参考に自分のやりやすい打法で打った方がスロットを楽しめるのではないでしょうか。

小役狙い打法のことをパチスロ攻略マガジンでは小役キッチリカッチリを略してKKK打法、パチスロ必勝ガイドでは殺虫剤のように一つ残らずという意味からDDT打法と呼んでいますが呼び方以外にほとんど違いはありません。

このページで書いた内容はリール配列と4コマ滑りから考察できる取りこぼしであり、実際のリール制御では必ずしも4コマ滑るとは限りません。成立小役とリールを止める位置によって何コマ滑るかは事前に決まっているため、止めた位置によっては2コマしか滑らず取りこぼしとなることもあります。

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