ストック機

「ストック」という語はスロットを始めるとよく目にする語です。「貯める」というイメージがわく人は多いですが、具体的に説明してくれと言われると困るのが超初心者であります。そんな超初心者の為にわかりやすく解説します。

まずはストック機能がある機種とない機種を比べるてみましょう。ストック機能がない機種は内部の抽選に当選したらすぐにボーナス入賞です。ボーナス終了後はおそらく次のボーナスまでまた数百ゲーム回すことになります。ではボーナスを数個ストックできる機種があるとします。ストックの無い状態で当選してもプレイヤーには内緒で保管しておきます。その後、さらに数百ゲーム回してもう1度当選したとします。今度は普通にボーナスをプレイヤーに知らせることにし、しばらくして無事ボーナス終了となります。ここで先ほど保管しておいたボーナスをプレイヤーに知らせます。するとプレイヤーはボーナスが2連チャンで大喜びですね。

この例の場合を単純に考えるとストック機能がある機種は、最初の当選までストック機能の無い機種の2倍の投資が必要ですがボーナス時は2倍の出玉があり、ギャンブルとしてはストック機の方が魅力があります。つまりストック機とは当選を隠して別の当選の後に出す事で連チャン性を持たせた機種ということです。(実際は100以上のボーナスをストックできるようです。続けて放出(連チャン)するのはストックの中の数回分です。ストック機能に関してさらに詳しくはピー・ドット・ジェイピーの資料室の16番を参照してください。)

(投資が2倍で出玉が2倍というのはわかりやすくするための例です。1/280の確率の機種があるとして現実には280G目(Gはゲームの略。スタート回転数と同義)にボーナスということはほとんどありません。また上記は単純な例であり、ストック機ではない機種が連チャンしないということではありません。)


ここでキングパルサーに特化した具体的な特徴を説明します。キンパルは(ストックが無い状態で)ボーナスに当選するとRT(リプレイタイムの略)に突入しこのRT中はリプレイの確率が高くなり小役当選時以外はほとんどリプレイに当選しているためボーナスに入賞することが出来ません。RT中に当選したボーナスはどんどんストックされていきます。(RTに突入してもプレイヤーには全くわからず、普通に淡々と遊技し続けるだけです。)

RTに突入後、既定のゲーム数消化するとRTが終了します。ボーナスの入賞を拒否するために使用されていたRTが終了し、ボーナス図柄を揃えることが可能となります。見た目にはノーマルなAタイプのボーナス当選と同じですが、ストック機ではこれを一般にRT解除ボーナス放出と呼びます。

実際はほとんどの時がストックがある状態なので、「RTに突入するのは(内部での)ボーナス当選時」ではなく「通常ゲーム中はほとんどがRT中」です。つまり、見た目には全くわかりませんが遊技し始めたときは既にRT中ということがほとんどです。このため「既定のRTゲーム数=通常ゲーム数(ボーナス間のゲーム数)」となり、ボーナス終了→RT(通常ゲーム)→RT終了&ボーナス開始を繰り返します。この一連の動作の連続の中でRT(通常ゲーム)が短い場合が連チャンと呼ばれる状況です。

ボーナスをストックして後から放出するという機能を現行の規則で可能にするために「RT」が使われています。RT中はリプレイに高確率で当選していてもリール制御によりリプレイが揃うのは通常時と同じ確率の為、RT中であるかの判別は出来ません。また、ストックがあるかの判別も出来ません。

キングパルサーはボーナス終了後に、ストックされている次のボーナスまでのRTゲーム数を抽選します。この抽選の時に短いRTゲーム数が選択される確率を高くすることで前述の連チャンの状況を生み出しています。具体的な数値を挙げると「設定」にもよりますが約70〜90%の確率で128G以下が選択されます。残りの約30〜10%は129G〜1,280G以下(Gはゲームの略。スタート回転数と同義)が選択されます。(実際には1G〜8Gは4%、9G〜16Gは11%...という具合にかなり細かいゲーム数に分けられています。)

つまりボーナス入賞時にストックがある場合はボーナス後128G以下で連チャンする可能性が高く、ハマってもボーナス後1,280G(一般的にこういう数字を「天井」と呼びます)回せばストックされたボーナスが放出されるということです。通常のボーナスには「天井」がないためストックがなかった場合はどこまでも行きます。(キンパルのストックについてさらに詳しくはパチスロ道楽記の機種別攻略講座>キングパルサー>ストックシステムを参照してください。)

なお、ここに挙げた数値は放出時のゲーム数であり同時に告知ランプが点灯するとは限りません。(多くの場合告知ランプの方が数ゲーム遅れます。)128Gでやめるときには注意しましょう。

キンパルのようにRTの終了をゲーム数で決めているストック機を「テーブル方式」と分類します。英語で「テーブル」は日本語の机などのほかに「表」や「リスト」の意味も持ちます。テーブル方式ではRT解除ゲーム数の抽選時にあらかじめ作られたテーブルを参照するためこう呼ばれます。テーブルは機種により異なるため、他の多くの機種に128Gは通用しません。


キンパルのようなゲーム数によるストック解除方式の他に、ネオプラネットのように毎回 RTを解除するかの抽選を行っているものもあります。このような機種の例を簡単に説明すると数種類の状態があり、それぞれの状態毎に異なるRT解除率になっているという具合です。そのそれぞれの状態をモードと呼び、これらの複数のモードを使用するストック機の手法は「モード方式」と呼ばれます。

具体的には「通常モード」「連チャンモード」「ハマリモード」など数種類のモードが用意されていて、RT解除確率がそれぞれ「1/300」「1/50」「1/1,000」という感じです。毎ゲームのRT解除の抽選は滞在中のモードの解除確率に基づいて行います。RT解除の抽選は毎回行いますが、モード移行はボーナス終了時のみに抽選を行う機種が多いようです。

つまりモード方式のストック機は、毎回抽選するRT解除率が高い&モード移行抽選時にその同じモードが継続する確率の高い「連チャンモード」を設けることにより意図的な連チャン性を生み出しています。(RT解除の抽選やモード移行の抽選のタイミングは機種により異なります。)


キンパルなどの「テーブル方式」やネオプラなどの「モード方式」でのRT解除がストックのボーナス放出を担う主たるものですが、それらに加えて小役が揃った時などに強制的にRTを解除する(すなわちボーナスを放出する)例外的な場合があります。以下はその例です。

チェリー解除:チェリーに当選した場合にRTの解除抽選を行う。(このような機種はチェリーの確率が低くRT解除確率が高いため、出現時はアツいとされます。)

リプレイ解除:リプレイ当選時にRTの解除抽選を行う。(RT中はリプレイの当選確率が非常に高いのでリプレイ解除確率は低いのが普通です。RT中はリプレイに当選していても制御によって揃わないので、放出されたボーナスが通常の解除かリプレイ解除かの判断はほとんど不可能です。リプレイ解除を判別できる人はかなり特殊な出目を見て判断しているようです。)

ハズレ解除:何の役にも当選しなかった場合(純ハズレ時)にRTを解除する。

強制解除:毎ゲーム、RTの解除抽選を行う。

他に「スイカ解除」などありますがチェリー解除と似た内容です。これらは小役に当選した際に解除抽選を行うため「小役解除」と呼ばれることもあります。機種によっては小役解除時から数ゲームの演出用のRTに入りそのRTを消化後にようやくボーナスに入賞するものもあるため、このような機種では対象となる小役を取りこぼさないようにし、その小役が揃った時の即ヤメには注意が必要です。

強制解除」は規定ゲーム数での解除に対する小役解除やハズレ解除などの総称として使われることも多くあります。


簡単にまとめると、ノーマルなタイプでは毎回「当り」「ハズレ」の抽選を行っています。それだけでは連チャン性がほとんど無いので、ストック機ではその「当り」「ハズレ」の抽選とは別に放出抽選を行っています。モード方式では毎回(毎回ではない機種もあり)「放出する」「放出しない」の抽選を行い、その放出確率の高いモードと低いモードを用意し連チャンとハマリの波を大きくしています。テーブル方式では「放出するか否か」ではなく「何ゲームで放出するか」の抽選をボーナス終了後に1回行います。ゲーム中はノーマルな機種もストック機も見た目は全く同じであるためRTを意識することは全くありません。なぜ「当り」「ハズレ」と「放出する」「放出しない」の2つの抽選を行うかという疑問が湧きますが、それはややこしい規制があるためです。

台選びの予備知識:キンパルで128Gや1,280Gに近い台を探したり、リーチ目が出ている台を探したり、ストック機に限らずそれぞれの機種に特化したおいしい空き台を狙う行為、またその人を「ハイエナ」と呼びます。台を選ぶ時は積極的にハイエナすべきだと思いますが、ハイエナした台ですぐに大当りした場合、当然それまで打っていた人は不愉快な思いをするため知人がやめた台をハイエナするのは避けたほうが賢明だと思います。逆に餌食にされないようにするにはそれなりの予習が必要なので面倒な人はしょうがないと思ってあきらめましょう。(積極的にすべきと言っても、空台があるのにハイエナ目的で同じ場所を長時間ウロウロするのは好ましくありません。)

店選びの予備知識:ほとんどのストック機は店側がストックを消すことが出来るようになっています。しかし消すかどうかは店次第であり、消したとしても客からは全くわかりません。このため、ストックを消さないいわゆる「優良店」を見極めることも店を選ぶ際のポイントとなります。(ストックを消すのは遠隔操作ではなく設定変更のような作業なので普通は設定と同じく営業時間外に行います。)

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